小学校受験では、季節の行事や自然に関する知識・語彙が問われることが多くあります。
「花火」「夏祭り」「かき氷」「すいか」「セミの鳴き声」など、夏ならではの言葉や体験を通して、子どもたちは季節を感じる力表現する力を育んでいきます。

 

ほしぞら幼児教室では、夏のこの時期に、伝統的な行事や自然の変化にふれることを通して、夏ならではの語彙に親しみ、子どもたちの感性を大切にしています。これらの体験は、受験に必要な知識としてだけでなく、子どもたちの感性や思考力の土台となります。

 

🌻ご家庭でも「季節を感じる時間」を

ちょっとした問いかけが、語彙力と表現力を育てる第一歩になります。

【食べ物・味覚に関する問いかけ】
• 「暑い日に食べたくなるものってなに?」
• 「かき氷ってどんな味がする?」
• 「スイカってどんな音がする?どんなにおい?」
• 「冷たいものって、どこで感じる?」(口?手?のど?)
語彙の広がり(冷たい・シャリシャリ・ジューシー・あまい・すっぱめ)

【自然・気候に関する問いかけ】
• 「今日の空はどんな色だった?」
• 「セミの声ってどんなふうに聞こえる?」
• 「風がふいたら、どんな気持ちになる?」
• 「夕立って、どんな音がする?」
感覚語・擬音語・気持ちの表現(じりじり・むわっと・すずしい・さわやか)

ぜひこの夏、ご家庭でも「季節を感じる時間」を意識してみてくださいね。

 

夏の季節感を育てるおすすめ絵本

季節の行事や自然にふれる体験とともに、絵本の世界で季節感を味わうことも、語彙力・表現力の育成にとても効果的です。
この夏、ほしぞら幼児教室がおすすめする絵本を2冊ご紹介します。

 

🎆『はなび ドーン』

  • 作・絵:カズコ・G・ストーン
  • 出版社:童心社

夜空に広がる花火の美しさと、音の迫力を描いた一冊。
「ドーン」「パパパーン」「キラキラキラ」など、擬音語・擬態語が豊富で、子どもたちの語彙力や表現力を自然に引き出してくれます。

読み聞かせのあとに、「どんな音だった?」「どんな色だった?」と問いかけることで、感覚と言葉をつなげる力が育ちます。

 

🐸『なつのいちにち』

  • 作:はた こうしろう
  • 出版社:童心社

夏のある一日を、少年の視点で描いた絵本。
セミの鳴き声、空のまぶしさ――五感を通して夏を感じる描写がたっぷり詰まっており、季節の空気感を言葉で表す力を育ててくれます。

読み終えたあとに、「今日の空はどんなだった?」と話すことで、日常の中に季節を感じる習慣が生まれます。

 

どちらも、受験対策としての語彙力強化だけでなく、子どもたちの感性や表現力を育てる絵本としておすすめです。
ぜひご家庭でも、親子で一緒に読んでみてくださいね。