こんにちは。ほしぞら幼児教室の講師、今井です。

今回は、数の規則性や順序、数列はある程度理解できるようになってきたお子さまが、引き算はできているのに「減っていく数」の概念でつまずく理由についてのお話です。

子どもたちは、増える数(1→2→3…)はイメージしやすい一方で、 減る数(10→9→8…)や2ずつ減る数は理解がぐっと難しくなります。

これは発達心理学でも示されており、 幼児〜9歳頃までは、

  • 数の系列を逆方向にたどる力
  • ワーキングメモリで数を保持する力
  • 規則性を維持しながら操作する力

この3つを同時に使うことがまだ発達途中だからです。

特に「2ずつ減らす」は、 “数える”+“引き算”+“規則性の保持”を同時に行う高度な認知活動で、前操作期〜具体的操作期に移行する8〜9歳頃に安定してくると言われています。

🌱 段階的に「数の順序」に慣れることが大切

減る数が難しいのは「理解していない」のではなく、 脳の発達段階として自然なことです。

だからこそ、ほしぞらでは 段階的に“数の規則性”に慣れる経験を大切にしています。

🔹 ステップ1:10までの数で「順序」をつかむ

「1から10」「10から1」など、短い系列で成功体験を積む。

🔹 ステップ2:15・20までの数で“増える・減る”の感覚を広げる

具体物を使いながら、多少・長短・前後の数を理解する。

🔹 ステップ3:100までの数に挑戦

繰り返し数えることで、 数の並び・規則性・前後関係が安定していきます。

この“段階的な積み重ね”が、 後の計算・文章題・逆算の理解につながる大切な土台になります。

🏡 ご家庭でもできる「減る数」の練習

・お皿にお菓子を10個 →「1つ食べたら?」「2つ食べたら?」 ・階段を降りながら「あと何段?」 ・積み木を並べて「どれを取ったらこうなる?」

具体物を使うことで、 抽象的な“減る”が、目に見える“変化”として理解しやすくなります。

🌟 子どもたちの「できた!」は、ゆっくり育つ力

逆に数える力も、2ずつ減らす力も、 一気にできるようになるものではありません。

遊び・生活・学びの積み重ねの中で、じわっと育つ力。

ほしぞらでは、 子どもたちの発達段階に合わせて、 無理なく、楽しく、自然に「数の感覚」を育てています。