こんにちは。講師の今井です。
今回は、お子さまの鉛筆の持ち方が整うまでの発達過程について、私の実体験を交えてお伝えします。
実は、乳児期〜幼児期の子どもの指の未熟さを、大人でも体験できる方法があるんです。
子どもの発達過程を学んでいたころ、授業で軍手を3枚重ねて指先を動かすという体験をしました。
実際にやってみると…驚くほど動かしにくい。
細かい作業なんてとてもできません。
「子どもの指って、今こんな状態なんだ」と実感した瞬間でした。
🌱 子どもの指は“軍手3枚”のように未熟な時期がある
4歳前後までは、指の独立した動き(分離運動)がまだ未熟で、
• 力が入りすぎる
• 指が固まる
• 細かい線が描きにくい
といった状態がよく見られます。
これは「発達が遅れている」のではなく、自然な発達段階です。
専門家も、子どもは段階を飛ばさずに発達していくことが大切だと述べています。
✏️ 鉛筆の持ち方はこうして発達していきます
● 1〜1歳半ごろ
手のひら全体でぎゅっと握る「手掌握り」。肩や肘を大きく動かして描きます。
● 2〜3歳ごろ
親指と人差し指が少しずつ伸びてきて、手首も動き始めます。
● 3〜4歳ごろ
指先でつまむように持つ「側方つまみ」や「静的三指握り」が見られますが、まだ指は固めです。
● 4歳半〜6歳ごろ
ようやく指先が柔らかく動き、「細かい線や形が描ける“動的三指握り”」が安定してきます。
ここが、鉛筆の持ち方が本格的に整うタイミングです。
✨ この時期に大切なのは「道具選び」と「無理のない練習」
4歳半頃までは、指の動きがまだ未熟なため、細い鉛筆だと
• 力が入りすぎる
• 握りが不安定になる
といったことが起こりやすくなります。
そこでおすすめなのが、
• 太めの鉛筆
• 三角鉛筆
です。
これらは自然と指が正しい位置に収まりやすく、余計な力みを防いでくれます。
「正しい持ち方を教え込む」というより、“持ちやすい環境を整える”ことがポイントです。
⏰ 集中力と手指の成熟は連動する
4〜6歳は微細運動が急速に発達する時期で、手指の巧緻性が高まり、自然に三点支持ができ、余計な力みを防ぎながら正しい持ち方を身につけられます。
🌟 まとめ
• 鉛筆の持ち方は 4歳半〜6歳で整う
• それまでは“軍手3枚”のように指が未熟で細かい動きは難しい
• 太い鉛筆・三角鉛筆は科学的にも有効
• 発達段階に合わせることが、書く力を伸ばすいちばんの近道
お子さんのペースで、ゆっくり育っていく手指の発達を一緒に見守っていきましょう。

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ほしぞら幼児教室では、お子さま一人ひとりの発達段階に合わせて、手指の育ちや運筆のサポートを行っています。必要に応じて、持ちやすい鉛筆のご紹介もしています。
お子さまの「できた!」が増えるよう、私たちも全力でサポートしていきます。
何か気になることやお困りごとがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
鉛筆の持ち方の発達については、どんぐり発達クリニックさんの分かりやすい記事を参考にしています。お子さまの発達を写真付きで丁寧に説明されていて、私自身も学びの多い記事でした。
